【メルボルン4日AAP】 VIC州で2009年に発生した国内史上最悪規模の山火事「ブラック・サタデー」から10年を迎え、同州でイベントが行われた。
2009年2月7日の山火事で、173人の命が奪われた。負傷者は400人、家屋数百軒が失われ、野生動物数千匹も犠牲になった。
4日夕方にメルボルンで行われたイベントには、モリソン連邦首相を含むおよそ1,500人が出席した。当時、ストラスワン州立学校長を務めたジェーン・ヘイワードさんは、「学校や友人を失う衝撃は想像を超えるものだったが、サポートも大きかった」「当時の子どもたちは一転した生活や困難を乗り越えて、素晴らしい若者に成長した」と述べた。VIC州のアンドリュース首相は犠牲者の遺族について示唆し、詩を読んだ。
10周年当日の7日、VIC州各地でイベントが予定されている。