【キャンベラ9日AAP】 連邦政府のモリソン首相は9日、オンライン上のいじめや虐待から子どもたちを守る「オンライン・セーフティー・グランツ・プログラム」の見直しと、プログラムの改善費用として1,000万ドルを拠出する方針を明らかにした。
モリソン首相は「親にとって、子どものインターネット使用には心配が多く、恐るべきこと」と述べ、プログラムの見直しの重要性を説明した。同プログラムは、子どもたちにオンライン上での安全を教えるツールや訓練プログラムを開発する、非政府系団体に拠出されるもので、連邦政府はこれらのツールやプログラムに付与される、“デジタル・ライセンス”を見直す方針だ。
子どもを対象とした既存の訓練プログラムの中でも、特にアラナ・アンド・マデライン・ファンデーション(the Alannah and Madeline Foundation)が開発した、“eスマート・デジタル・ライセンス”を調査対象としており、同様のプログラムの改善や開発につなげたい考え。