【シドニー10日AAP】 シドニーで初めて、サメ捕獲用のドラムラインがノーザンビーチに試験的に設置された。
ドラムライン20セットは5月中旬まで、バレンジョイとニューポート間、さらにディー・ワイとマンリー・ビーチ間に設置される。餌付きの糸を垂らしたドラム缶ブイ2個を海面に浮かべ、サメが引っかかった時にGPSで知らせる仕組みだ。岸から500メートル沖にある既存のサメ防止ネット近くに毎朝設置され、夕方回収される。
NSW州のブレア第一次産業相は10日、「サメの動きとドラムラインの効果についてより学ぶためには、最も混雑するビーチで行う必要がある」と声明を発表した。州政府によると、シドニー、ウロンゴン、ニューカッスルのビーチからサメ捕獲ネットが撤去される予定はない。