政治

元議員の著書、ラッド退陣の真相を暴露

【キャンベラ29日AAP】   2010年半ばに起こった、ケビン・ラッド氏を首相の座から退陣させギラード現連邦首相が女性初の首相となった出来事に関して、元労働党議員であるマキシン・マッキュー氏は、自身が書いた政界暴露本の中で、ギラード首相は緻密な計画のもとでラッド氏を引きずり下ろしたと述べた。

マッキュー氏の著書「Tales from the Political Trenches」(政界塹壕物語)の中で、当時ギラード氏は首相の座に就くことを切望していて、ラッド氏の首相としての立場が危ぶまれるような状況を作ることを他の議員に認めていたとし、さらには、ギラード氏は、首相交代劇はさも国民が望んでいたことであるかのようにし向けたと述べた。

これに関してギラード首相は29日、ABCラジオの中で、「全く興味ない。私は国の将来改善に集中したい」と述べ、同問題については既にコメントしていると話した。一方のラッド前首相は、「この問題に関して正直に話をすることはとても大事。それによって前進することができる」と述べた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら