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QLD大豪雨 畜牛数十万頭も犠牲に

【ブリスベン12日AAP】   大豪雨に見舞われたQLD州北部では、数十万頭もの畜牛も犠牲となった。農家らは今後の財政見通しに不安を隠せない状況だ。

今回の大豪雨で、わずか2週間で1年分以上の降雨が観測された。州北西部ジュリア・クリーク近くのエディントン・ステーションで畜産業を営むレイチェル・アンダーソンさんは、およそ2,000頭を失った。アンダーソンさんは、「担保なしではローンを借りることもできない」と話した。動物の死体処理はまだめどが立っていない。死体を狙った野生の豚や猫、さらにそれらの異常発生も懸念される。

今回の大豪雨による農家や業界への経済的影響は数億ドルと見積もられる。まだ浸水している農家もいるため、生存した動物の餌を入手することも困難だ。11日の時点でタウンズビルのみで保険要求1万3,900件が申請され、損失は1憶7,000万ドルと見積もられる。

モリソン連邦首相は影響を受けたシャイアー(地方自治体)に100万ドルの財政支援を発表した。

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