【シドニー13日AAP】 NSW州政府は、音楽フェスティバルの安全性を判断する「セルフ・アセスメント・マトリックス」が、エンターテインメント業界に混乱を引き起こしていることを認め、ツールの見直しを行っていることが分かった。業界からは「政府による宣戦布告」と批判する声も上がっている。
エンターテインメント業界では、著名なバンドや音楽フェスティバルの運営団体など3万3,800人が、「音楽が攻撃にさられている」などと訴え、NSW州政府に見直しを求める嘆願書に署名した。
NSW州のベレジクリアン首相は先に、州内で開催された音楽フェスティバルにおいて、薬物による死亡事故が5件も立て続けに発生したことを受け、「ハイリスク」とみなされるフェスティバルについては、新たな認可制度のもとで一定の基準を満たす必要があるとの見解を示していた。