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肥満症治療薬が市場へ 新たに承認

【キャンベラ14日AAP】  肥満症治療薬「Contrave」がこのほど認可を受け、オーストラリア薬品登録制度(ARTG)に登録されたことが分かった。体重過多の患者に対し、食事療法と運動療法による体重管理を補助する働きがあるという。

 

同治療薬は中枢神経系に働きかけ、食欲を抑えたり、特定の食べ物を食べたいという欲求を減退させる。治験の結果、平均で体重の5%を落とすことが可能だという。体重の5%の減量で、代謝を促進するとともに、心血管系疾患、糖尿病、脂質疾患を抑えることにつながるという。

 

同治療薬を発見した、モナシュ生物医学研究所のマイケル・コウリー氏は、新たに市場に出回ることにより、多くの人に、肥満を治療するより良い薬があることを知って欲しいと述べた。Contraveは米国で2014年に認可を受けている。

 

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