【キャンベラ24日AAP】 24日、ハント影の環境相はギラード連邦首相に対して、南極海で展開される日本の捕鯨船と環境保護団体シーシェパードの活動船との事故を防ぐために税関船を派遣するよう要請した。
ハント議員は、「(日本とシーシェパードの対立に関して)けがや命を脅かされるようなケース、または環境に大きなダメージを与えるような衝突が発生する可能性がある。手遅れにならないよう、税関船を一刻も早く南極海に派遣していただきたい」といった内容の文書をギラード首相に送った。
21日、オーストラリア、米国、ニュージーランド及びオランダ政府は共同声明を発表し、捕鯨団体と環境保護団体による、海上での人命にかかわるような危険な行動について非難した。米国の裁判所は、シーシェパードに対して捕鯨活動船に危険な行為をすることを禁止とし、捕鯨船から450メートル以上の距離を保つよう命令を下した。