政治

首相、海外労働者に対し「意地悪」発言

【キャンベラ14日AAP】   ギラード首相がした、サブクラス457の長期就労ビザを取得した海外労働者に対する発言をめぐり、熟練移民を専門とした政府顧問のピーター・マクドナルド教授は、ABCが放送する時事問題番組「7:30リポート」で14日、同発言は「かなり意地悪だ」とし、「同ビザの制度を本当に台無しにしてしまうと思う」と述べた。

ギラード首相は14日、キャンベラで開かれたオーストラリア労働組合評議会(ACTU)の会議で海外労働者の一時的な受け入れ制度について、経済および社会政策上で合理性があるが、その統計は、制度が搾取されていることを示すと発言した。また、一時的海外労働者1万2,700人が継続的に雇用されている医療および病院業界に、同制度の最も重大な失敗があるなどと話し、オーストラリア出身の労働者の優先的受け入れに向けた改革を提案した。

 

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