【キャンベラ15日AAP】 クレジットカードの利用ごとに発生する追加料金について、新しい規則が来週から導入される。支払いの際、消費者が過度の利用料金を請求されないようにすることが目的だ。これによる消費者に対する利益額は、3億5000万ドルに上ると見込まれる。
新規則の導入は、オーストラリア準備銀行の調査検討の末に決定された。導入後、クレジットカードの発行会社は小売業者に対し、消費者への追加料金の上限を制限できるようになる。これまで利用1回あたり最大4%の追加料金が発生していたが、来週以降は1%に引き下げられる。
これを受けてクレジット大手のビザは15日、「小売業者は今後、追加料金を見直す必要があり、店舗販売とオンライン販売の両方で、消費者に対し過度の料金請求を取りやめ、追加額を明確にしなければならない」と発表した。