【シドニー18日AAP】 最新の研究によると、学齢児童によるソフトドリンクの消費量が「危険なレベル」に達していることが明らかとなった。その一因として、自宅で簡単に手に入るからという理由が挙げられた。また、社会経済地位の低い家庭の子どものほうが、消費量が多い可能性が高いという。
「予防医学」誌の最新号に発表されたシドニー大学の研究結果によると、調査を行った子ども8058人のうち24%が毎週5杯以上のソフトドリンクを消費しており、これは健康上危険なレベルだという。また、自宅で食事中にソフトドリンクを飲む子供が高消費者である割合は、そうでない場合よりも10倍近かった。さらに、自宅にいつもソフトドリンクが置いてある場合、9~16歳の子どもが高消費者である確率は、そうでない場合よりも5倍近かった。
この研究結果から、同研究の主執筆者ラーナ・ヘブデン氏は、自宅や学校でソフトドリンクが簡単に手に入ることと、高い消費量との間に明らかに因果関係があると述べた。また、親は子どもに特別な時にだけソフトドリンクを与えるべきであり、食事中に定期的に与えるべきでないと注意した。