【シドニー19日AAP】 連邦政府の労働党大臣らの間で、ギラード首相への信頼が失われているとした新聞記事について、カー外相は情報が間違って流されたものだと述べた。
フェアファックス系各紙が19日に伝えたところによると、外相は首相への信頼感をしばらく前に失ったと同僚らに話したという。その理由は、首相の2つの政策決定だったとされている。ひとつは、パレスチナが国連オブザーバーに立候補した際、オーストラリアが賛成票を投じたこと。もうひとつは、メディア政策の議論が先週開始される前、首相は内閣への事前通知を行わない決定をしたことが挙げられている。
しかし、同記事がインターネット上に掲載された2時間以内に、外相は声明文を発表。「記事の中で私のものだとされている見解は間違っており、また私の事務所から一切のコメントを求められなかった」として、掲載内容が間違っていると指摘した。