【キャンベラ22日AAP】 21日に開催された労働党員集会で、一部の議員がケビン・ラッド氏を次期党首に推したが失敗に終わった件を受け、コンベ気候変動相は、党首問題が終焉したことを強調した。また、連邦議員らが内部分裂を止め、次期選挙に向けて戦う準備をするよう呼びかけた。
気候相は同集会での内乱を「大失態」だと呼んだ。また、ギラード首相の失墜をもくろむラッド派の議員らが、数か月にもわたり党内を不安定にさせた最終的な結果だったとした。一方、ラッド氏が周囲からの推薦にもかかわらず党首に立候補しなかったことについて同相は、「立候補しなかったという事実がすべてを語っている」として、ギラード首相が次期選挙を率いることが決定したと述べた。
一方、ラッド派のクリス・ボーウェン氏が22日に大臣辞職を決定したことについて気候相は、「本人の問題」だと述べた。また、ラッド氏がギラード政権の不安定化に積極的にかかわったと思うかとの質問に対しては、同氏が「未知」であったのは疑わしいと答えた。