【キャンベラ1日AAP】 今月から、電力会社は政府が設定した標準価格と自社価格を比較して表示しなければならない。消費者にとって価格の比較が容易になる。
新たな電力小売規約によって、予め設定された料金・期間で契約するスタンディングオファー価格は、オーストラリア・エネルギー規制機関(AER)が定める標準価格を上限とする。現在スタンディングオファー契約の顧客は、より低価格のプランに移行させる。QLD州、NSW州、SA州でスタンディングオファー契約の顧客80万人近くの電力価格が上限設定される。テイラー・エネルギー相は、「電力会社がスタンディングオファー価格を人為的に引き上げるのを阻止する」と述べた。個人では年600ドル以上、事業は数千ドルの節減になる可能性もある。
今後はオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)が電力市場を監視し、電力会社が規約に沿っていることを確認する。ACCCは、AERのウェブサイトEnergy Made Easyを使ってプランを比較するよう消費者に促す。