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NSWインフル死者66人 介護施設で猛威

【シドニー5日AAP】  NSW州の保健当局は、州内の老人介護施設でインフルエンザが猛威をふるい、高齢者が死亡するケースが増加しているとして、あらためて予防接種を受けて欲しいと訴えた。州内ではインフルエンザによる死者が6月30日までの6か月間で66人となっている。

 

NSW州保健当局が発表した統計によると、66人のうち26人は居住型の介護施設の入居者で、重度の健康問題を抱えていたとみられている。州内の居住型介護施設におけるインフルエンザの流行は、今年だけで112件に上っている。

 

保健当局のシェパード氏は、施設を訪れる家族や友人に対し、体調がすぐれない場合には訪問を控えて欲しいと呼びかけているほか、一般市民に対しても予防接種が最も効果的だとして、接種を促している。NSW州では、ウーロンゴンやアナンデラなどの施設がインフルエンザの集団感染により閉鎖措置がとられている。

 

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