【キャンベラ8日AAP】 “ディーミング・レート”と呼ばれ、年金受給者が持つ個人金融資産から得られる“政府設定の見なし利潤”の変更を求める声があがっている。
現在、単身の年金受給者は金融資産5万1,800ドルまでが1.75%、それ以上は3.25%のリターンが得られると見なされる。カップルは合計8万6,200ドルまでが1.75%、それ以上は3.25%になる。
2015年に最後にディーミング・レートが設定されて以降、連邦準備銀行(RBA)は政策金利を5回引き下げた。ラストン社会サービス相は8日、「ディーミング・レートの引き下げについて検討している」とABCラジオで話した。
野党労働党で社会サービスを担当するリンダ・バーニー議員は、「年金受給者およそ62万7,000人が影響を受けている。年最大3,875ドル緩和できる」と政府を批判した。