【メルボルン11日AAP】 オーストラリア人女性の約3分の1が“気まずい”ことを理由に、子宮頸がん検診を先延ばしにしていることが、オーストラリア子宮頸がん基金(ACCF)が11日に発表した最新の研究報告で明らかになった。さらに4分の1の人が、健診を“恥ずかしい”と感じていることも分かっている。
同調査は、ACCFが2035年までの子宮頸がん撲滅を目指すcerFIX2035キャンペーンの一環として実施されたもの。ACCFのトーマCEOは「子宮頸がん撲滅が手の届くところまで来ているのは素晴らしいこと」と述べる一方、実現には健診を受ける人の割合を現在の50%から70%以上まで引き上げる必要があるとしている。
子宮頸がん検診を巡っては2017年12月以降、2年に1度のPAPテストから、5年に1度のスクリーニングテストに代わっている。新しいテストでは、子宮頸がんの主な発症原因となるヒトパピローマウイルスをより正確に検出できるが、国内の約半数の女性がテストの変更について知らないという結果が出ている。