【ブリスベン11日AAP】 ブリスベンCBDで利用されている、キックボード型電動スクーター(e-scooter)の利用者のうち、約半数が違反を犯していることがクイーンズランド工科大学(QUT)による調査で明らかになった。大半はヘルメットを着用していないか、ヘルメットのベルトが緩いなどの違反だった。
同調査はブリスベンCBD内の6か所で、約800台が調査対象となった。この結果、全体の45%の利用者が何らかの違反を犯しており、39%がヘルメットの無着用かベルトの緩いヘルメットを着用していた。その他、車道を走ったり一人以上で乗車するなどの違法行為が確認された。
また、調査対象となった800台のうち、90%は電動スクーターの相乗りサービス「ライム」が所有するスクーターだった一方、個人所有の電動スクーター利用者のほうが、ヘルメットを正しく着用していることも分かっている。調査を実施したQUTのハワース教授は「自転車のヘルメット着用基準を電動スクーターにも適用する是非について、さらに調査が必要」との見解を示している。