一般

刑務所面会者の薬物持ち込み検査を強化

【シドニー8日AAP】   昨年、NSW州の各刑務所を訪問した面会者に対し、薬物持ち込み検査を強化したところ、1年間で173人が起訴され、583人が面会を拒否された。また性別では、女性による薬物の持ち込み件数が多いという。

州矯正局は昨年、史上最大の9万7000人の面会希望者らに対し、所持品検査を実施した。薬物を持ち込もうとした者のうち、幼い子どもを持つ若年女性を含む、女性の割合が高いとされる。これについてピーター・セベリン局長は、「父親や息子、夫や恋人に頼まれて、仕方なく薬物を持ち込もうとする者が多いのは分かっているが、その代償はあまりにも高すぎる」と述べた。薬物の持ち込み者には刑事責任が追及され、最高2年間の面会禁止などの処罰を受ける。

刑務所職員らは昨年1年間で、面会希望者らから計213グラムの違法薬物の粉末をはじめ、323グラムの大麻、1063個の錠剤を押収した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら