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「学校教科の見直しは茶番」労働党

【キャンベラ10日AAP】   連邦政府が発表した公立学校のカリキュラム(履修科目)の見直しは、学校予算改革を行いたくない政府が国民の目をそらすための茶番だと野党労働党が批判している。

クリストファー・パイン連邦教育相は10日、現行の履修科目があまりに堅苦しく、規範的なため、教科の見直しを行うと発表したが、教育相は教科書の左翼的な偏向を正したいだけだと批判されている。

野党労働党のケイト・エリス影の教育相は、政府の見直しを「道化芝居で茶番だ」として退けた。

さらに、昨年、労働党政権が進めたゴンスキー教育改革案を破棄しようとしていると批判し、今回の見直しを主導する識者ふたりに対しても、「両者とも労働党の教育改革の批判者で、彼らは文化的に偏向している」と述べ、カリキュラムは独立機関によって開発される必要があるとした。

「我々は子どもたちが最高の授業を受けることを目指すべきで、アボット政権が進めようとする政治哲学では教えられない」と、エリス影の教育相。

教科見直しについては、グリーンズも、カリキュラムが偏向しているとする教育相の認識が判断を誤らせ、「オーストラリアの学校を1950年代に戻そうとしている」と批判している。

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