【メルボルン18日AAP】 猛暑が続いたVIC州では、2009年のブラック・サタデー以来の山火事被害が懸念されていたが、最悪の状況は過ぎたようだ。
この2日間で約10万ヘクタールが焼失するという大火災だったが、早い段階で避難勧告が出されたため、火災の規模に対して被害はそれほど広がっていない。
グランピアンズ国立公園の北端では約5万1000ヘクタールが焼失し、4戸の住宅と1人の生命が失われた。そのほか、ブリンペンの集落でも数戸が焼失している。
一方、ホールズ・ギャップの山火事は、ホールズ・ギャップの北西2キロメートルでとどまり、影響はないという。
消防隊員は州北部のマレー地域と、東部のジップスランドで、まだ消火活動を行っているが、消防当局では、約30の山火事がまとまってひとつの大きな火災になることはないと考えている。