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飲酒暴行死で州政府に非難の声殺到

【シドニー18日AAP】   飲酒による暴行死事件が続いているシドニーで、NSW州政府への非難が高まっている。

18日朝にも、シドニー市中心のマーティンプレイスで、3人の男性が数人の男らに襲われて、男性3人が負傷するという事件があった。

2人の男性(24、30)は頭部外傷で、もう1人の男性(30)は顔に裂傷を負い、セント・ヴィンセント病院に搬送された。

州政府は、ここ数週間にわたる市民からの飲酒取締の抗議を受け、2日前に、オファーレル州首相が、シドニーでの飲酒に絡む暴行事件に取り組むため、緊急に対策を講じると発表したばかりだった。

しかし、アルコール・ライセンスの規制改革案が、州首相の机の上に16カ月も放置されていたと、ABC局が報じた。それによると、2012年9月にリークされた電子メールに、「原則として、2013年7月から(酒類提供や酒類販売の店舗にライセンス登録時だけではなく)定期的な料金制度を導入」する案を閣議決定していたとされる。

野党は、州政府は酒類業界の圧力により、規制改革案の実行を取り止めていると批判し、計画の実行は次の悲劇的な死までの時間の問題だとした。

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