【シドニー31日AAP】 NSW州議会に近く提出される、妊娠中絶合法化法案の支持者らが31日、法案の可決を求めるデモを行った。同法案は1日に下院に提出される見通しで、二人の医師が「あらゆる事態を考慮しても実行すべき」と判断した場合、最大22週目までの妊娠について中絶手術を行うことが合法となる。
法案を提出するアレックス・グリニッジ議員は、行進のために集まった人たちを前にスピーチを行い、NSW州は女性の州首相、女性の野党党首、女性の総督を持つ州だとして「NSW州の女性たちが、自分で生殖に関する自己決定権を持つ時がきた」と話した。
一方、妊娠中絶に反対する活動家や教会グループは、同法案を“悪い法案”だとして州政府は議会での可決を急ぎ過ぎていると批判しているが、超党派で議員たちから幅広い支持を得ているもようだ。