【シドニー28日AAP】 今月11日に失踪したまま行方が分からなくなっていた父子とみられる遺体がNSW州北部沿岸部で発見された。遺体には損傷がみられ身元確認には至っていないが、この父子である確率が非常に高いという。
28日午前10時ごろ、捜索隊は、ポッツビル北部の砂丘で、木の下に横たわっている遺体2体を発見。警察では、遺体の様子から死後しばらく経っていることは明らかだと述べた。
グレッグ・ハッチングスさん(35)と娘のイーバちゃん(4)が、ハッチングスさんの元恋人でイーバちゃんの母親であるミッシェル・ドーレンダールさんの元へ向かっていた途中で失踪した。
ハッチングスさんの友人や同僚などの証言から、ハッチングスさんは親権問題についてドーレンダールさんともめていたが、最近になってイーバちゃんがフィンランドのパスポートを取得したことが分かり、ハッチングスさんはイーバちゃんがフィンランドに移住するのではと不安に思っていた可能性があるという。しかし、ドーレンダールさんは移住の可能性を一切否定している。
警察では、父子の失踪を殺人事件として捜査しているとし、2人の死因については今後行われる検視で明らかにされると述べた。