【ブリスベン12日AAP】 コアロジック社の予備データから、国内主要都市の住宅オークション売却率が上昇しているとわかった。特にシドニーとメルボルンで住宅市場の回復が伺える。
11日までの1週間で国内で住宅1,107軒のオークションが行われ、売却率は70.4%に上った。前週の66.4%から大きく上昇している。同社のケビン・ブローガン氏は、「政策金利カット後の低い住宅ローン率が効果を表している」「連邦選挙後に買い手の信頼感が上昇した」と分析する。
シドニーは365軒のオークションが行われ、売却率は81.2%に上った 前週は72%、昨年同時期はわずか53.8%だった。特にノース・シドニーとホーンズビーが好調で、オークション42軒の90%が売却された。
メルボルンも前週の70.9%から73.2%に上昇。最も好調なのはメルボルン南東部の87.2%だ。
ブリスベンとパースは売却率が40%未満で今も停滞している。