【アデレード15日AAP】 SA州の7月の失業率は6.9%と国内最高となったことが、オーストラリア政府統計局(ABS)による最新統計で明らかになった。また、同州の失業率としては2017年5月以来で最高水準となっている。
同州のマリガン影の財務相広報担当は、政府が発表した予算案で家計の信頼感が崩壊し、企業は土地税の変更を取り巻く不透明感を懸念していると指摘。「マーシャル州首相は、雇用の創出を約束したが、今や同州は国内最高の失業率となっている」と強く批判した。
一方、全国の失業率は5.2%となったほか、NSW州、VIC州、NT準州、首都特別地域(ACT)、WA州、TAS州では5.0%を下回り、QLD州では5.9%かそれを上回る数値となった。SA州のルーカス財務相は、7月に過去最高となる85万6,300人が仕事を得たと評価する一方、雇用率については残念だと述べた。