【キャンベラ25日AAP】 オーストラリア初の女性総督として知られたクエンティン・ブライス氏が5年の任期を終え、総督の座から退いた。
イギリス女王に代わって国家元首を代行する総督として就任期間を延長して活躍したブライス氏。25日、これまでの思い出を聞かれ「何であれ昨日したことが一番良く憶えているわ」と答えた。「国民の無私無欲な姿勢、功績など、毎日が感動だった」とブライス氏。
またブライス氏は、就任中にアフガニスタンに一夜滞在し、現地で活動を続けるオーストラリア兵と共に過ごした。これについてアボット連邦首相は、「私だったら一晩泊まるなんて誰も許してくれない。あなたは本当に強い人だ!」と話した。
後任となるピーター・コスグローブ氏の就任式は28日に予定されている。