【フランス・ビアリッツ26日AAP】 フランス・ビアリッツで行われているG7首脳会議に合わせ、モリソン連邦首相は各国のリーダーらと会談した。貿易とイランが焦点となった。
モリソン首相はドイツのメルケル首相および日本の安倍首相との会談で、米国が主導するイラン南部海域での国際有志連合にオーストラリアも参加する計画を説明した。両国とも特に懸念を示さなかった。
米国のトランプ大統領との会談でも、モリソン首相はイラン問題に関するオーストラリアの貢献について説明。さらに米中貿易摩擦が世界経済に及ぼす影響について懸念を示した。トランプ大統領は渡仏直前に、中国に対する関税をさらに引き上げると発表している。
ドイツのメルケル首相との会談では、欧州連合(EU)が産地ブランドを保護する目的で推し進めるオーストラリア産食料品の名称変更について懸念を示した。
モリソン首相はその後、英国のジョンソン首相と会談した。会談後、英国政府は「10月末の英国のEU脱退後、豪英の貿易関係が強化される」「両首脳は香港の情勢に懸念を支援し、冷静かつ平和に香港の自治権を維持することが重要と考える」と声明を発表した。