【メルボルン28日AAP】 山火事・自然災害共同研究センターのソーントンCEOは28日、全国の東部州を中心に高温と少雨の状態が続き、山火事が起こりやすい状況だと懸念を示した。干ばつの長期化も懸念している。
NSW州とQLD州では、冬期の山火事が発生していることから、夏にかけて状況が悪化する可能性が高いという。これらの州のほかにもVIC州とTAS州の東部、WA州南部やSA州の一部でも山火事が発生する可能性が通常より高くなっている。
一方、気象局のジョーンズ氏は全国的に最も厳しい干ばつに見舞われているとして、「残念ながら山火事シーズンがいつもより早く始まり、いつもより長く続くだろう」と話した。昨年2600件の山火事で400ヘクタールが燃焼したQLD州では、すでに今年の山火事シーズンを迎えている。