【シドニー22日AAP】 20日、先頃首相の座に就いたベアード氏率いる新内閣の組閣が発表された。若い議員を大臣に指名する一方で自由党内部の左翼と右翼のバランスをうまく保った人事となった。
目を引いたのはアンドリュー・コスタンス議員(40)が財務大臣に抜擢されたこと。前オファレル政権では高齢者対策大臣だった。コンスタンス氏は先週、自由党の左翼議員約10人からの支持を確実なものにしたといわれている。ベレエジクリャン州副首相の第一ライバル。
また、自由党の右翼メンバーをなだめるための人事といわれているのがドミニク・ペロテット氏(31)の金融相抜擢だ。ペロテット氏は州政府の中でも前途有望な右翼議員の1人といわれている。
今回の新組閣によって、今年末に予定していた議会からの引退を早めた議員もいる。ドン・ページ議員(63)もその1人で、ベアード新首相に降格される前に引退を発表した。ソーリス元観光相も近々引退を発表するとみられている。