【キャンベラ27日AAP】 オーストラリアでは、高額な大学費用を「HELP」と呼ばれる学生ローンで賄う学生がかなり多い。しかし連邦政府が先頃発表した来年度予算案では、学費上昇と利上げが懸念される内容になっており、50歳を過ぎても学生ローンを抱えている人が出てくる可能性が調査で指摘された。
全国第3次教育組合が来年度予算案を元にはじき出したモデルによると、会計学を大学で勉強し、結婚後に育児休暇を3年取った女性のケースでは、50代に入ってもまだローンが残っていて、かつ利息は4万5000ドルに上る。同じ人が卒業後すぐ仕事を始め、全く長期休暇を取らなかった場合では、ローン期間は23年、利息は2万4000ドル。
来年度予算案では、学生ローンの利率引き上げが盛り込まれている。これに上乗せ、大学費用の上昇も懸念されている。連邦政府は、学生ローンに関しては話し合いを持ちたいとして、国民の意見を聞く姿勢を一応示していると報道された。
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