【キャンベラ28日AAP】 連邦政府のフライデンバーグ財務相は、全国の退職後の収入について見直しを行うとの方針を示したことについて、見直しの結果を受けて年金の受給年齢を引き上げることはないと説明した。ただ、労働党は結果として、退職後の収入の減少につながると懸念を示している。
労働党のチャーマーズ影の財務相は、連邦政府が見直しの方針を示したタイミングについて「もし本気なのであれば、AFLの決勝戦が行われる日の前日に発表しないだろう」と述べ、批判した。
一方、フライデンバーグ財務相は報道陣から、見直しの裏に年金の受給年齢を70歳に引き上げる考えがあるのではないかと聞かれると「それはない」と否定。「将来の政策決定のため、証拠に基づいたアプローチの方法を組み立てたい」と話した。