【パース13日AAP】 南極水域から出産場所のWA州キンバリー海岸沖を目指し、3万頭のザトウクジラが例年の回遊を開始した。
公園・野生動物省(DPAW)は、回遊時期初めに同州アルバニーとコーラルベイの間に5頭のクジラの死骸を記録するなど、例年より早く活気ある回遊スタートを認めた。
コフラン海洋・野生動物上級職員によると、ザトウクジラとミナミセミクジラは今後数か月、パース海岸沖での目撃が増加すると話した。壮大な生物を垣間見たい人は、クジラと自らの安全を確保するためにホエールウオッチングのガイドラインに忠実にすべきだという。
5番目に大きなクジラであるザトウクジラは、体長18メートルに成長し、世界中の海洋に広く分布している。生まれたばかりの赤ちゃんは体長4メートルを超え、体重は約2トン、哺乳時は1日およそ45キロ体重が増加する。