生活

心配性な子どもは黙って苦しむ

【シドニー20日AAP】   オーストラリアの全教室で、1クラスに1人か2人の子どもが心配しすぎで生活を楽しめず、親や教師もたびたび気づかないという。

マッコーリー大学の情緒的健康センター長であるラペー心理学教授によると、子どもたちは常に最悪の事態を予想し、胃痛や頭痛、睡眠障害に苦しむ可能性がある。よく目にする不安問題は、間違いを起こす恐れ、常に時間通りであること、家計、健康、犯罪、友達関係、そして笑われることだ。

親は、不安になる根拠について子どもと話すなど基本的な方法から始め、避けていることを徐々に挑戦してみるよう励ますとよい。

必要ならば、親はGP(一般医)に臨床心理学者への紹介状を書いてもらったり、同大学による7から17歳の子どもとその家族向けのクール・キッズ・プログラムの資料を使って、自分で子どもを指導できる。シドニー在住の子どもは同大学のセッションに通うことも可能だ。

しかし、子どもが持つ心配のすべてに親が過剰反応しないことも大事だ。心配はすべての子どもが体験する自然な感情であり、長期におよぶとき、そして子どもの生活を妨げるときに目を向ける必要がある。

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