国際

MH17現場に警察派遣 野党も賛同

【キャンベラ24日AAP】  野党労働党は、MH17の墜落現場の保安確保のため、警察官を事前に派遣するという連邦政府の決定に賛同した。また、同党のタニヤ・プリバセック副党首は、「優先すべきはオーストラリア人の犠牲者の遺体収容と送還だ」と述べた。

さらに同副党首は24日、「遺体収容作業と本国への送還は、墜落現場の保安確保なくしては実現しない」との考えを明らかにした。ウクライナの首都キエフで24日朝(現地時間)、ビショップ外相はオランダとウクライナそれぞれの外相と会談。その間も、オーストラリアからの警察官50人が、派遣に備えてロンドンで待機している。

今後、国際警察部隊が組織され、オーストラリア連邦警察の捜査官らが現場の保安確保と現地の適正な調査に携わるとみられている。298人が死亡という惨劇から約1週間が経過するなか、関係当局はさらに徹底した調査を行う必要があるが、現場のウクライナ東部ドネツク地方は依然として親ロシア派の武装グループによって支配されている。

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