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イスラエル支持発言で辞任

【シドニー28日AAP】   NSW州のコミュニティ関係委員会のビック・アルハデフ会長は、27日付で同委員会の会長の座から退いた。中近東で展開されているイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に関し、イスラエルを支持する発言をしたために辞任を求める声が挙がっていた。

NSW州ユダヤ人協会の会長でもあるアルハデフ氏は、同協会の会長として、現在も続いている紛争について「イスラエルは一般市民を守るためには手段を選ばない」といった内容の電子メールを送ったことが明らかになり、辞任を求める声が挙がっていた。イスラエルの攻撃によりガザ地区ではこれまでに1000人以上の死者が出た。

ベアードNSW州首相は28日、シドニー西部にあるイスラム教モスクを後にする際に、「アルハデフ氏はイスラム系コミュニティから挙がった辞任を求める声に応えたと聞いている。これまで各コミュニティの調和のために同氏が行った功績に敬意を表する」と述べた。

アルハデフ氏の辞任について、レバノン系イスラム協会のダンダン会長は、「同氏は、異なる宗教、コミュニティの関係を守るために、辞任する必要があった」とした上で、辞任を歓迎するとした。

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