【シドニー28日AAP】 公共保健機関によると、シドニー市内西部で非常に感染力の強い「はしか」の患者が公共の場所を利用していたとして、同じ場所にいた可能性のある人々に注意を呼びかけている。
シドニー地域保健所では、過去10日間にライカート・マーケットプレース、ノートン・プラザ、また同地域の図書館などに出かけた人々に対して、はしかの症状が現れていないか注意するよう呼びかけている。このはしか患者は今月15日から24日の間にこれらの場所を幾度となく訪れたという。この患者は既に回復している。
はしかの症状は、高熱、疲労感、せき、鼻水といったよくある風邪の症状だが、数日経つと赤い湿疹が顔や全身に広がる。オーストラリアでははしかの予防接種が義務付けられていて、一般的にMMRと呼ばれるワクチンを生後12カ月と18カ月の時に接種する。