【シドニー1日AAP】 母親の半数が、産後4か月の時点でも過度に疲れているという研究結果を受け、仕事への早すぎる復帰に注意の声が上がっている。
クイーンズランド工科大学のフィルトネス教授は、同州の健康な母親33人を対象に、産後の回復に関する研究を行った。母親たちはそれぞれ、産後6、12、18週の睡眠を記録するよう日記を渡され、日中の眠気を測るエプワース眠気度数に基づいた質問にも答えた。
その結果、母親の半数が産後4か月の時点で夜中に平均2回起き、まだ著しい眠気があることが分かった。
同教授は、「もうすぐ母親になる人は、産後数か月、乳児の世話をしつつどのように自分の睡眠を確保するか考えるべきだ」と話した。政府による有給の育児休暇が現在産後18週で終了するが、女性が仕事に復帰する時期の決定に、今回の研究結果が重要な意味を持つという。同研究は、科学・医学雑誌「PLOS ONE」に掲載された。
【QLD20日】 米製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソンが、効果のない風邪薬を故意に販売していたとして、国内で集団訴…