【ブリスベン5日AAP】 QLD州南西部のタンガルーマ・リゾートで、飲料水から大腸菌が見つかり、スタッフや宿泊客50人以上が胃腸炎に感染した。
モートン島にある人気の同リゾートで先週、スタッフや宿泊客らが嘔吐や下痢を発症し始め、問題が明るみになった。施設の管理下にある、島の地下の帯水層が感染源とみられる。
公衆衛生医師のカリ・ジャービネン氏は脱水症を警告する。システムが復旧するまで、リゾートの宿泊客には無料で飲料水ボトルが支給される。また、胃腸炎の発生前に宿泊した客ら3,000人に連絡をとった。
施設管理者らは、ブリスベン市カウンシルとQLD州保健局と連携して感染の経緯を調査中。リゾートのデイビッド・ジェームス責任者は5日、「過去に例がなく、困惑している。処理後の貯水池の結果を待つのみだ」とABCラジオで話した。