【アデレード6日AAP】 SA州の「2020年オーストラリアン・オブ・ザ・イヤー」に、眼科医のジェームス・ミキ(James Muecke)氏(56)が選ばれ、アデレード・オーバルで6日に行われた授賞式で賞が贈られた。同氏は、失明予防の分野にも力を注いでいる。
ミキ氏は2,000年、SA州眼科研究所(SAIO)に、東南アジア諸国における眼科治療や病気予防のプログラムを実施する「ビジョン・ミャンマー」を共同で設置した。ほかにも“誰もが見ることの出来る世界をつくることを目的とする「サイト・フォー・オール」も共同設置している。
サイト・フォー・オールは、エチオピアのほかにアジア9か国、国内のアボリジニのコミュニティなどでもプログラムを行っている。ナショナル・オーストラリアデー・カウンシルのブランドCEOは、ミキ氏をはじめとするSA州の受賞者全員が、国に“素晴らしい”貢献をしてくれたと称えた。