【ブリスベン7日AAP】 QLD州では、公立学校に在籍する56万1,000人の生徒のうち、10万3,000人以上が何らかの障害を持ち、学習に支障をきたしていることが、王立委員会での報告で明らかになった。生徒の約5人に1人が、障害を持っていることになる。
さらに、公立校以外の学校では3万5,000人が障害を持っていることも分かっており、障害者学級などで生徒をサポートする教員は5万3,000人、補助教員は1万9,000人となっている。ただ、障害を持つ生徒を受け入れていない学校もあるという。
QLD州教育省は、障害のある生徒をサポートする財源として、年間15億9,000万ドルを割り当てているが、最終的にどのようなリソースを生徒たちに与えるかは、それぞれの校長が決定する。地方特別教育サービスのスワンカット氏は、障害を持つ子どものニーズに応えようとしない教師もいると指摘している。