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アボット首相 イラク派遣の空軍を激励

【キャンベラ14日AAP】  イスラム教スンニ派に包囲され、山地で孤立しているイラクのクルド人少数派ヤジディ教徒に支援物資を輸送する任務に従事しているオーストラリア空軍を14日、ロンドンでイラク情勢についての報告を受けたアボット首相が訪問し、激励した。

アボット首相は声明のなかで、「支援は人道的見地に立って行われている」「オーストラリアには助けが必要な人に手を差し伸べるという、長く誇るべき伝統がある」と述べた。ジョンストン国防相は、難民の脱出を助けるために軍を派遣する必要はないという見解を明らかにした。

一方、移民省は状況を見守ると同時に、難民へのビザの発給を検討している。政府は特別人道主義プログラムとして一年間に4000人の受け入れ枠を設けている。ショーテン野党党首はイラクでの人道支援を評価する一方で、受け入れ枠をもう少し増やすべきだと述べた。米国のオバマ大統領も戦闘部隊の派遣は否定している。

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