【アデレード8日AAP】 オーストラリア政府および各州・準州の環境相は8日、海外へのごみ輸出禁止に関するタイムラインを決定し、最初の品目としてガラス類のごみを、来年7月から輸出禁止とすると発表した。紙やダンボール類は、来年6月末までに輸出禁止とする。
連邦政府は、中国が昨年、マレーシアに続いて海外からのごみ輸入を禁止したことから、国内のごみについて新たな処理方法を模索している。最近は、インドネシアからオーストラリアへプラスチックごみが返送されている。
連邦政府は、国内のリサイクル業界を拡大するため2,000億ドルを投じると同時に、ごみの輸出禁止へと移行してきた。環境相らは、国内や州内のリサイクリング機能を構築する、新たな目標を設置。あらゆる種類のごみについて、その80%を再生するとともに、政府はリサイクル用品の使用を促進し、埋め立て地へ運ばれる廃棄物を半分に減らしたいとしている。