【キャンベラ16日AAP】 オーストラリア海軍の軍艦ダーウィンが7か月の任務中、21億ドル相当の違法薬物を押収・廃棄し、無事帰還した。
東アフリカ沖のインド洋での任務で、軍艦ダーウィンは麻薬密輸船の手入れに成功した。4月にダウ船(木造帆船)から1000キロ以上のヘロインを、6月には別の船から大麻6000キロを押収した。薬物は海に捨てられた。
シドニーで同軍艦と乗組員232人を迎えたスチュアート・メイヤー海軍中佐は、軍艦ダーウィンが世界の安全保障に目に見える貢献をしたと話した。船長のモリソン司令官は、中東地域で活動する多国間治安部隊を支えるため、乗組員たちは休むことなく働いたと話した。
中東での任務に向け1月に出港した軍艦ダーウィンは、1990年の湾岸戦争以降、同地帯に派遣された第57隻オーストラリア軍艦だ。後任は、フリゲート艦トゥーウンバ。