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先住民の子ども 「読み書き」問題

【ダーウィン8日AAP】  連邦政府のワイアット先住民相は8日、アボリジニ経済開発フォーラムに出席し、先住民たちの「読み書き」と「計算」には大きな差が生じていると指摘し、書類の記入が出来ないために、多くの先住民が失業手当の受給を受けていないとの見方を示した。

 

ワイアット先住民相は、収入支援を受けない先住民が増加しているとした上で「センターリンクの申込書の記入が複雑であることが関係あるかもしれない」と述べた。また、WA州のアボリジニの女性は「現行の教育制度を考えれば、この状況は受け入れられない」との考えを示した。

 

2018年NAPLANでは、先住民の子どもたちの学力は大きく改善したものの、先住民でない子どもたちとの差は依然として大きく、特に「読み書き」の差は来世紀まで縮まらないとみられる。また、最新の国勢調査では、15歳以上のアボリジニの子ども22万3,000人が就業しており、労働力率はアボリジニでない子どもの77%に対し、52%にとどまった。

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