【シドニー17日AAP】 ベアードNSW州首相は、自由党議員2人による不正が発覚した件に関して、後に行われる補欠選挙には自由党からは候補者を出さないことを発表した。
ティム・オーウェン自由党議員(ニューカッスル選挙地区)は、独立汚職取締委員会(ICAC)の調査に対して虚偽の発言をしたことを認め辞職。またアンドリュー・コーンウェル自由党議員(チャールスタウン選挙地区)も、2011年の選挙の際に賄賂を受け取ったことを認め辞職した。両議員の辞職による補欠選挙は今年10月に行われる。
ベアード州首相はこの週末、州民への手紙を公開。中に、「自由党議員による不正行為について有権者に申し訳なく思っている。私が州首相である間、このようなことは同選挙地区で発生することはない」としたためた。
NSW州自由党は今年に入って、ICACの調査によって発覚した汚職・不正に絡んで、オファレル前州首相や議員6人、また関連議員2人の辞職などで多数の議席を失った。