【シドニー4日AAP】 シドニー出身の26歳の男性、アレックス・ダンカンさんが2日、スイスのヴァレー地方でウィングスーツ・ダイビング中に軌道を外れ、岩の壁面に激突して死亡した。
ダンカンさんは、2243メートルのクロワ・ド・フェール峠の山頂付近から飛び降りたが、その後、約300メートル降下したところで壁面に激突した。ダンカンさんは、オーストラリア国内で禁止されているBASEジャンプをするためフランスに在住。最も優秀なジャンパーの一人とされていた。
3週間前にもフランスでオーストラリア人ジャンパーが事故死したばかり。スリルを楽しめる一方で、それに伴うリスクについて心配の声が上がっている。最近は、山の地形に沿って降下するのが人気だが、小さいミスが大惨事につながると専門家は指摘している。