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マナス島難民の死 政府は真相究明を

【シドニー6日AAP】   マナス島難民収容施設に収容されていた男性難民が死亡したことについて、野党労働党は連邦政府に調査報告の公表を要請した。

イラン出身のハミッド・ケハザエイさん(24)は、足の傷口からの感染が悪化し、先週、救急治療のためブリスベン病院に飛行機で運ばれた。5日、ケハザエイさんが脳死状態と宣告を受けた家族は、延命装置を外した。ケハザエイさんのための徹夜の祈りが7日夜、ブリスベンCBDで行われる。

モリソン移民相は5日、「ケハザエイさんがマナス島の医療当局者を訪れて以来、彼のケアに焦点が置かれていた」と、治療が不十分だったという見方を否定した。同氏は、提供された治療の再調査を移民局の医務部長に要請、QLD州検視局に通知した。

労働党幹部のアルバニージー氏は6日、モリソン移民相の調査を歓迎し、「比較的軽症と思われる傷が死に至った経緯の説明が必要」と話した。同党のマールズ影の移民相も、「あらゆる段階で適切な治療を提供されたのか、家族は知る権利がある」と話した。

難民活動共同体のジレスピー氏は、ケハザエイさんの死を「無意味な死」だとし、「難民の処遇で政府は非難されるべきだ」と話した。

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