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空港で渡されたスーツケースに不発弾

【シドニー11日AAP】  今年8月14日、シドニー空港で、NSW州に住む女性が自らの壊れたスーツケースの代わりに航空会社から別のスーツケースを渡され、その3週間後の9月9日、中に隠された爆発装置を発見するという事件が起きた。

女性が爆発装置をNSW州ハンター地区セスノックの警察署へ届けた際には、警察官らが建物から一時避難する事態となったが、後に重量約230グラムの装置は、オーストラリア連邦警察(AFP)の警察犬トレーニングの一環としてスーツケースに隠された、不発状態にした爆発装置であることがわかった。

AFPのウェイン・バックホーン指揮官は今回の不祥事について謝罪するとともに、一般市民には危険がなかったことを明らかにした。また、装置を入れたままにしたインストラクターについて調査すると述べた。また、訓練用のスーツケースが、航空会社の紛失手荷物受取所に紛れ込んだ経緯についても調査中だとしている。

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