【シドニー30日AAP】 NSW州政府が発表した今年のブッシュファイヤーに関する予想では、今夏は特に高温や乾燥した天気が続くことが懸念されていることから、多くの被害が出る可能性を示唆した。
NSW州のエアーズ緊急サービス相は30日、今夏の天候は高温が続き、エルニーニョ現象の影響が顕著にみられることが予想されるとした上で、ブッシュファイヤーで多大な被害が出た2013/14年度を上回る被害が懸念されていると述べた。
「今夏のブッシュファイヤーでは州内の100万世帯が被害を受けることになると予想されている」と同相。
地方消防サービスが発表した報告書によると、2013年に発生したブルーマウンテン地方のブッシュファイヤーの被害者をみると、4人に1人はブッシュファイヤーが発生した際の計画を立てていなかったという。